お客様の声/井原林産株式会社様
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コマツと共に歩んだ53年間
北海道東部の十勝地方のほぼ中央に位置し、農業を主要産業とする十勝地方の中心地帯広市で、昭和46年に設立。創業から今年で53年目である井原林産株式会社は、十勝の豊頃町、幕別町の道有林での森林施業に従事している。創業当初から道有林で作業を行ってきた実績のある会社だ。森づくりを大切にしており、未来の世代に大切な資源を残せるよう日々努力を行っている。そんな同社の森林施業にはコマツの機械が数多く活躍している。
保有機は油圧ショベル ハーベスタ仕様車が4台、油圧ショベル グラップル仕様車が5台、ブルドーザを6台所有している。保有機のほとんどがコマツ機だが、コマツとの関わりは先代の会長が個人で商売をしていた会社設立前にブルドーザを購入してから今日まで続いている。
信頼できるアフターメンテナンス
同社は、苗木を植えたり、刈払い機を使って草刈りを行うなど、木を育む「造林事業」から木を伐りハーベスタやグラップルを使用して丸太を作る「造材事業」、生産した丸太を販売する「素材販売事業」まで林業の造林から素材生産までの一連作業を担っている。造材作業は1年中行われる作業である。ブルドーザによる集材、グラップルによる配積み・木寄せ作業、ハーベスタによる伐倒・枝払い・玉切りをそれぞれの機械の特性を生かしながら使われ、同社で行う造材作業すべてにコマツの建機が関わっている。作業はいくつかの班に分かれて行い、多くの機械が稼働するため、こまめな整備やメンテナンスを大切にしている。「弊社は機械をなるべく長く使いたいと考えている。今現在もアワメーターが3万時間を超える油圧ショベルが現場で稼働しています。更新のタイミングなどは時間数では決めていないので、とにかく物を大切に整備をこまめに行い、長く機械が稼働できるよう心掛けています。」と管理部長の井原大介氏は語る。アフターメンテナンスを重視している同社は、故障したときすぐに点検やメンテナンスが行えない機械は導入が難しいと考えている。「一番印象に残っているのは、機械に故障や不備が起きたときにコマツに電話するとサービスの方がすぐに駆け付けてくれました。故障や不備が解決するまで夜遅く現場に残り作業して頂けたこともあったため、非常に信頼しています。」とコマツへの信頼も厚い。
C93導入による作業効率向上
同社のPC138US C93仕様車への更新のきっかけは、以前まで使用していたハーベスタ350.1のアワメーターが1万時間に迫ったときに故障が増えてきたためであるという。「以前まで使っていた350.1よりC93のほうが大径木の枝をスムーズに払えるようになり能率が非常に良くなった」と、PC138US C93仕様のオペレーターを務める太田氏は語る。「造材分野は最先端の技術・機械が導入されていて省力化や機械化が進んでいるので若者の参入・効率化や生産性の向上につながっている」一方、造林分野は、いまだに人力・重労働が課せられているため、機械化・省力化が進んでいない。コマツ製の造林用機械の開発を心待ちにしている。
若い世代の担い手づくり
林業は、特に若手の人材不足・労働力不足が深刻な状況となっている。同社では若い人材を積極的に採用するようにしているという。現代は「背中で見て覚えろ」というスタイルでは通用しないので研修制度を取り入れたり外部機関と協力しながら若い世代に林業技術を身に付けられるようなプログラムを組んでいる。特に造林事業の省力化を進めて将来世代にわたって積極的に山の資源を享受できるような体制になっていくよう願っている。「林業は会社の仲間と協力しながら取り組む。木を切った場所を見たり、積まれた材を見るとこれだけやったんだなと自分の仕事の成果を目で見て感じることができる。成果が目に見える仕事なのでやりがいをとても感じます」と同社に勤めて5年目の若手社員 竹貫氏は語る。
お客様プロフィール
井原林産株式会社
事業内容:造林・造材